ある日、「サイの腹話術人形をつくってほしい」という内容のメールがありました。
「ちょっと擬人化した、サイのぬいぐるみにしよう」という考えで始めたものの、最初は、腹話術人形の機構が分からなかったので、ネットで調べてみると、ウレタン程度の硬さの空洞のある顔をつくり、その外周に布をかぶせるタイプか、単純な円形の顔に表情を付けたタイプしかなく、複雑な立体で、かつ中に空洞をつくれない、今回のようなぬいぐるみタイプの事例が見つからず、「形にすることはできても、手を入れて腹話術人形として機能させられるのか?」という根本的なことが、なかなか確信が持てず、けっこうビビりながらの制作でしたが、「このフニャフニャした感じの顔の表情、『カワイイ』かも」と、かなり終盤になってから、やっと思えました。
ちなみに材料は、依頼主さまに、昔、着ていた洋服などを持ってきてもらい、それらを組み合わせたリメイクです。
洋服などと比べて、生地の消費量が少なく、コストのことだけ考えるなら、新たに材料を買っても構わなかったのですが、リメイクの良さのひとつに、「そのものの中に、物語を語れること」があると思っています。
「分からないまま何かをつくる」というのは、「まったく分からない」なら、さすがに無理だけど、ボクは楽しいです。
1.サイの腹話術人形
2.サイの腹話術人形
3.サイの腹話術人形
4.サイの腹話術人形
1.鼻の穴
2.目
3.耳
4.角
5.手(前足)
6.脚(後ろ足)
7.しっぽ
8.手を入れる穴
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