この学校での親子ワークショップは、毎回コンセプトを決めていて、3回目になる今回は、「材料を無駄なく最後まで使い切ろう!」ということにしました。
材料を最後まで使い切るには、どういうことを考えればいいのか、ということを考えるきっかけになればと思い、コンセプトを決めました。
具体的なルールとしては、
1、1対3の形の長方形を4枚用意して、そのうち異色の2枚を同じ形に切り取って、相手の色の外枠を入れかえます。
2、それを、土台用のもう2枚の上に接着して、フェルトの準備は完成。
3、あとは縫い合わせて立方体を作ります。
こうすることによって、フェルトのゴミを一切出さなくて済みます。
このような作品を作る時は、通常は手を動かしながら、「ああでもない、こうでもない」と、取り付ける場所を修正したり、最初は部品を大きめに切って、あとで徐々に小さくしたりして制作を進めていくと思うし、そういう作り方の方が上手くいくことが多いと思います。
慣れていない分野だと特にそうでしょうけど、頭の中のイメージだけで考え込んでいても何も進まないし、経験上、「手には記憶がある」、「手が考えてくれる」といった感覚があります。
なので、「悩んだら、制作を進める」、「作っていくうちに、他により良い方法に気付けば、やり直す」ということが、作品作りの基本ルールだと思っています。
ところが、今回のワークショップは、作り方のルールの説明が少しややこしいこもありますが、なによりも切り離す工程が一発勝負で、やり直すことができないというデ・メリットがあるので、もっと手順が単純なものにしようかとも考えましたが、いろいろと考えた末に最初のコンセプトを優先することにしました。
どうしても今回は、ボクが説明をして参加者が紙に向かっている時間が長いので、実際のフェルトの作業に入るのが遅くなり、「時間内の完成」という目標は、あまり期待しませんでしたが、みなさん、「ああでもない、こうでもない」と、下描きを描きながらイメージを膨らませ、結果としてとても面白いものができ上がったので良かったです。
「完成して良かったね!」だけで終わるのは、あまり意味のないことだし、ボクが関わる場所では、完成作品を持ち帰るよりも、「考え方」を持ち帰ってほしい、と、考えています。
今回、参加者に配布したプリントです。
最初から予想はしていましたが、このプリントだけで作り方を理解した人はいませんでした。

「〇、△、×」と言葉で表すのは簡単ですけど、実際に作るのは、なかなか大変です。 「〇」を きれいに切り取ることが出来たら、達人クラスだと思います。

左 「△」が完成。あとは「〇」と「×」ですね。
中 いろんな大きなの「水玉」。
右 直線のみの幾何学模様に挑戦中。ボクが示した見本とは、同じようにしたくないというような、彼の作ることに対する姿勢は素晴らしいと思います。



その後、かわいい動物になりました。

左 「手に何を書いている!(;'∀')」。
中 今回は、切り離した周りの部分も使うので、型紙を作るか、ていねいな下書きがかかせません。
右 「チューリップ」がもうすぐ完成。



お母さんのアシスタント、大活躍です。下書き、こまかい!

左 土台になるフェルトの色も活かしたかったようで、これは当初は想定していませんでしたが、おもしろいアイデアだと思いました。
中 こんな細かい部品を切り分けるなんて、スバラシイ(^-^)。 切ったのはお母さんでしょうけど(;'∀')。
右 かんせい!


